琵琶湖の人工島「矢橋帰帆島(やばせきはんとう)」
画像:滋賀イラスト素材
大きな遊具やプール、キャンプやバーベキューまでできる「矢橋帰帆島公園」は、県内はもちろん県外から訪れる人も多いレジャー施設として人気です。
江戸時代、ここに「矢橋港」という港があったそうです。東海道で京へ上る際、瀬田の唐橋へ回らず「矢橋港」から対岸の「石場港」へ渡る方が近いと重宝されたそうです。
白い帆を広げた船が琵琶湖に浮かび、矢橋港に近づき帆をたたむ。その情景「矢橋帰帆」が近江八景として歌川広重の浮世絵にも描かれています。
鉄道網の発達で「矢橋港」は廃港になり、1982 年から始まった琵琶湖総合開発計画で、港跡の西に人工島「矢橋帰帆島」が完成。現在は人口集中地区である滋賀県東南部の下水処理場や、公園など憩いの場として役目を果たしています。
矢橋帰帆島の完成後 、埋め立てによる琵琶湖の環境変化もあったそうですが、長い年月を経て島内の樹木は成長し、今ではさまざまな生き物の貴重な住み家となっているそうです。
京都の海のまちに生まれ、大学で千葉へ。一度は都内で就職するも、結婚を機に滋賀に住むことになりました。現在は彦根で一男一女を育児中。ママコーラス副代表など、新しいことにチャレンジしています。
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