マザーレイク21計画開始から20年。新しい枠組みと目標にむけて
(画像:琵琶湖)
2000年3月に始まった「琵琶湖総合保全整備計画(マザーレイク21計画)」は、琵琶湖を健全な姿で次世代に引き継ぐための指針です。
土台となったのは、1997年当時の国土庁・環境庁・厚生省・農林水産省・林野庁・建設省が琵琶湖と周辺を未来の湖沼保全モデルにするため行った「琵琶湖の総合的な保全のための計画調査」でした。
マザーレイク21計画は「琵琶湖とヒトとの共生」が基本理念。2050年には琵琶湖の水が手ですくって飲めるようになり、四季折々の生物や植物が豊かに広がる「琵琶湖のあるべき姿」を取戻すため、2020年度まで行われます。
第1期(1999~2010年度)の目標は以下の通り。
- 昭和 40 年代前半レベルの流入負荷とする「水質保全」
- 降水が浸透する森林・農地等を確保する「水源かん養」
- ビオトープをつなぎネットワーク化するための拠点を確保する「自然的環境・景観保全」
第2期(2011~2020年度)は「暮らしと湖の関わりの再生」を加えた目標が設定されました。
第2期計画に基づき、県民が進行管理・評価・提言を行い、新たな活動展開を創り出す場として2012年に「マザーレイクフォーラム」が設置されました。マザーレイクフォーラムは琵琶湖の現状や将来について話し合うため、毎年8月頃に「びわコミ会議」を開催。意見の交換や活動の共有・協力が行われるそうです。
2020年度でマザーレイク21計画は終結。琵琶湖がどのように変化したかは、「びわ湖なう」 やマザーレイク21計画各種指標の状況で公表されています。
今後は、マザーレイク21計画の強みを生かしながら、多様化する琵琶湖の問題を、個人や団体が得意分野で解決していく新たな枠組「マザーレイクフレームワーク(仮称)」が作られる予定です。
琵琶湖環境の保全に向けた「守る」と「活かす」の好循環をつくるため、その中心には琵琶湖版SDGs「マザーレイク GOALs(MLGs)」が目標として掲げられるそうです。
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京都の海のまちに生まれ、大学で千葉へ。一度は都内で就職するも、結婚を機に滋賀に住むことになりました。現在は彦根で一男一女を育児中。ママコーラス副代表など、新しいことにチャレンジしています。
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