滋賀の環境を学ぶ体験学習「うみのこ」「やまのこ」「たんぼのこ」
(画像:琵琶湖)
滋賀県独特の環境学習といえば、学習船「うみのこ」 。集団生活のルールを学びながら環境を大切にする気持ちを育むことが目的で、県内全ての小学5年生が乗船し、琵琶湖で2日間を過ごします。
滋賀県立びわ湖フローティングスクールによると当活動が始まった1983年から2018年までに55万人が乗船したそうです。現在の「うみのこ」は2018年から新たに就航した2代目です。
2007年からは、県内8か所で森林の働きや危機回避を学ぶ森林環境学習「やまのこ」が始まり、翌年から200校を超える県内の小学4年生が毎年参加しています。琵琶湖と森林の関係性に気づき、「うみのこ」の学習に繋がる環境学習でもあるそうです。
また、2002年から行われている農業体験学習「たんぼのこ」は、農作物の植えつけから収穫まで一貫した作業を行い「農からの食育」を学びます。滋賀県によると、2017年は全小学校の約90%が取り入れているそうです。田畑での学習は水質調査や気候、動植物にも及ぶことから環境の学習にもなっているそうです。
「うみのこ」「やまのこ」「たんぼのこ」は、県独自の魅力的な環境学習として移住ポータルサイト 滋賀暮らしで紹介されています。
滋賀県で環境学習が広まったきっかけは、1975年に開催されたベオグラード会議(環境教育国際ワークショップ)で作成された「ベオグラード憲章」。環境問題の解決と予防にむけて活動するにふさわしい人物育成を目標としているそうです。
2016年、滋賀県はさらなる環境学習の推進を目指し、「第三次滋賀県環境学習推進計画」 をまとめました。環境学習による個人の学習成長と社会の変化が相互に作用していく「ギアモデル」をイメージした取組みを行うそうです。
京都の海のまちに生まれ、大学で千葉へ。一度は都内で就職するも、結婚を機に滋賀に住むことになりました。現在は彦根で一男一女を育児中。ママコーラス副代表など、新しいことにチャレンジしています。
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