外来種がいなかった頃の琵琶湖に!「琵琶湖を戻す会」外来魚駆除の取り組み
(画像:琵琶湖のブラックバス)
個人やグループで外来魚駆除を行っていた方たちが、外来魚駆除を広めるために作った「琵琶湖を戻す会」。会の名前には「琵琶湖を外来魚の居なかった頃に戻したい」という願いが込められているそうです。
『外来魚を駆除しただけでは琵琶湖の魚は戻ってきません しかし駆除しなければ絶対に戻ってきません』をスローガンに、2000年から外来魚駆除大会を定期的に開催し、講演会やシンポジウムなども行っています。生態系の保護を訴え続けた同会は、2008年に野生生物保護功労者として表彰され、環境省自然環境局長賞を受賞しました。
琵琶湖を戻す会の活動実績によると、2019年は4月・9月・10月に草津の津田江湖岸緑地で、5月に草津市烏丸半島で外来魚駆除釣り大会を主催。参加者が100人を超える大会も多いそうです。活動を始めてから20年間の参加延べ人数は16,471人、駆除重量合計は5,023.8kgにものぼります。大会で釣り上げられた外来魚は守山漁港の魚粉を作る機械で10時間かけて処理されるそうです。
2020年は、4月26日、9月13日、10月11日に「外来魚駆除大会」が、5月30日に第十九回「琵琶湖外来魚駆除の日」が予定されています。予約は不要で開催時間中は随時参加・解散できますが、団体での参加は事前連絡が必要だそうです。大会のルールや参加費などの詳細は「琵琶湖を戻す会」ホームページで確認できます。
4月8日、琵琶湖を戻す会より情報提供あり
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、下記のイベントは中止します。
4月26日(日) 外来魚駆除大会 全面中止。
5月31日(日) 第19回「琵琶湖外来魚駆除の日」の一部のイベント
詳しくは↓
http://biwako.eco.coocan.jp/anniversary/2020/anniversary20a.html
「琵琶湖を戻す会」は、琵琶湖や淀川の水に関する様々な活動への積極的な参加を呼びかける「BYスタンプラリー(事務局:公益財団法人 琵琶湖・淀川水質保全機構)」の協賛団体。「BYスタンプラリー」はスタンプ2個を集める初級から挑戦し、クリアするとピンバッジを取得、ランクアップする仕組みのようです。協力グループや水関連施設は琵琶湖南側~大阪湾周辺を中心に約100か所あり、各対象イベントに参加するとスタンプがもらえるそうです。もちろん「琵琶湖を戻す会」の大会もそのひとつ。スタンプ協賛団体や対象イベントなどの詳細は「BYスタンプラリー」ホームページで確認できます。
京都の海のまちに生まれ、大学で千葉へ。一度は都内で就職するも、結婚を機に滋賀に住むことになりました。現在は彦根で一男一女を育児中。ママコーラス副代表など、新しいことにチャレンジしています。
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