琵琶湖の生態系を支えるプランクトン 固有種には絶滅危惧種も
小型魚介類の餌となるプランクトンは、水界生態系には欠かせない存在です。大きさは様々で肉眼で見えるものから、細菌とほぼ同じサイズ( 2μm~0.2μm)の「ピコ植物プランクトン」までいるそうです。
琵琶湖には植物プランクトンが約200種、動物プランクトンが約120種生息しているそうですが、琵琶湖ハンドブックの「琵琶湖と生き物」によると固有種のプランクトンは4種のみ。そのうち「ビワツボカムリ」「ビワミジンコ」の2種は滋賀県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されています。
「ビワツボカムリ」は動物プランクトンの一種で、咲き終わった朝顔のような形をした堅い殻に、アメーバー状の生物が入っており、水面に浮かび上がる8月~11月以外は湖底に生息するそうです。1963年の調査では北湖に大量分布が確認できたそうですが、1981年に滋賀県琵琶湖環境科学研究センターが琵琶湖大橋の北で確認して以降、生存状態では確認されていないそうです。
滋賀県琵琶湖環境科学研究センターは、瀬田川の唐橋で週に1度 プランクトン調査を実施し、最も多かった種(優占種)や、水のにおいや味に影響がある種をホームページの「瀬田川プランクトン調査結果」で公表しています。
京都の海のまちに生まれ、大学で千葉へ。一度は都内で就職するも、結婚を機に滋賀に住むことになりました。現在は彦根で一男一女を育児中。ママコーラス副代表など、新しいことにチャレンジしています。
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